自己実現
| あなたは、何故、生まれてきましたか? あなたは、どうして、生きていますか? 今、頑張っている意味、人に説明できますか? 今に満足していますか? 「自己実現」という言葉をご存知でしょうか? 辞書で引いてみると「自己の素質や能力などを発展させ、より完全な自己を実現してゆくこと」「個人に内在する可能性を実現し、人格を完成していくこと」とされています。 人間が本来生まれてきた意味を追求すること、いわゆる夢と等しいものです。 「人に認められたい」という願望。これは少なくとも誰しもあることだと思います。 子供が親の気を惹くために泣いたり、イタズラをしたり、嘘を付いたり…。 年頃になって、周りの人の気を惹くために、世の中に自分を知らしめるために、非行に走ったり…。 大人になって、仕事や社会でで有力者になろうとするも…。 大人になって、子育て、子供への英才教育徹底をするも…。 それは人それぞれ、その時のステージで頑張り生きています。どうにかして自分が生まれてきた意味を求め前に進んでいます。 私も小さい時、お勉強ができないながらも、親や学校の先生や友達に認められたくて、いろいろな事をする子供でした。皆が私を見てくれるように、良い事からいけない事まで…ありとあらゆることをしてきた記憶があります。 しかし、今になって思うと、当時の私はなかなか認められずいたことを思い出します。唯一認められていたことといえば、両親くらいで、その悔しさと淋しさは大人になった今でも反感となって残っているようです。 勉強の出来ない子供に「ボクは認められていないんだ」…と感じさせることは、学校側にとって致命傷と言えることです。親にとっても怒りを覚えることです。そして一番傷つくのは生徒です。 しかし、今になって思うことは。 仕方がないこと。だということです。 学校は「勉強を覚える場所」です。だから成績の良い子が評価をされることは実に当たり前の事なのです。 今の時代はそれを無視して「ゆとり教育」や「道徳を中心に」と親や社会が言い、改善に進んでいます。その背景には、日本現在の未成年犯罪や、心の病気が増えた事が原因とされ、執行され始めています。学習よりも、心に余裕をもたせなければいけない。という体罰もできない教育方針になりました。 お勉強のできずに存在を差別化され、教育や学校、先生に反感があった私が、一見その教育方法を賛成しそうなようにも思えますが、私は反対しています。 なぜならば、認められなかった自分を見直す機会を与えられない人が増えてしまう世の中になるからです。 そもそも、今の子供や大人が、この自己実現に対して想いが薄いこと自体が大問題で、未成年犯罪や心の病気も、「世の中に必要とされていない感」が強いから起こり得ることなのではないでしょうか? 人間は、自己実現と離れる事ができない生き物です。 自分が生きて来た意味、自己存在を、探しながら長所を伸ばし生き続ける感情をもって生まれてきた生き物です。ですから、他者と比較対象のできる環境がないと、自己実現に遠のいてしまうのです。 だからといって、勉強ばかりさせ、他と競争、差別化させてばかりいては、その子の人格を破壊し、それこそ生きている意味を無くしてしまい、劣等感でいっぱいな大人になってしまいます。そして、学校の成績だけがよくても、先生や親の評価だけで、学校つまり組織(友達)の中で認められるとは違います。勉強さえできていれば良いわけではないようです。 とても難しいのですが、学生時代を生きる子供たちが社会に自分の存在を認めてもらうには、勉強の成績を高めながら、実力や努力とは別に、あともう1つの能力を必要とします。 それは感情表現です。 もっと詳しく言うと 「成績を上げる理由を明確に周りに表現する」 つまり、義務教育の場合、志望校に行きたい理由等。がこれに値します。 しかし、この理由を育むのが一番難しいのです。 自分の意思が乏しい子供にとって、学生時代に進路を自ら決めることが不可能に等しいものです。基本的には「お勉強をしなさい」と親や先生に言われ、勉強をしていく傾向にあるからです。 そして、もう1つ難しいこと。それは「表現」です。理由を育むのも難しければ、これを周りに上手に伝えることも難しいのです。人に自分の想いを伝える難しさは、大人になった今現在、日々悩むことです。それを子供に強要するのも酷なことです。 では、どうしたらいいのでしょうか? それは簡単なことで、進路を自ら選択できて、その能力を生かせる今…大人になってから実行すればいいことです。 前文でも述べたように、成績や足跡を残すことだけしていては、自分の居場所は確保できません。逆に行動ばかりが強すぎても「何故こんなに頑張っているのに…」と、期待はずれの周りの反響に、反感を覚えてしまう事になります。それではまるで劣等感を与えられた子供のようです。 大切なのは結果を残してから、その目的理由に対して明確に表現すること。です。 頑張る姿と実力を見せ付けられた上、あなたの意思を聞かされ、知り、明確になったとき、社会(組織)はあなたの存在を認めざるを得ない時間が必ず流れます。 頑張ったのに周りは理解してくれない、報われない。 今が面白くない、今を変えたいと感じているのなら。 相手の心に伝えること。 まずは、自分から もう一歩近づくことです。 |