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相手の事が好きなので、
相手と友達になりたいので、
相手と恋愛したいので、
どんな理由でもいい。ネットを通して気になる人ができて、メールやチャットでコミュニケーシュンをとることがある。私もあるし、それによって、ネット界に仲間や友達、愛する人がいる。
その人に自分の思っていることをメールに打つ。
その人に自分の思っていることをチャットの入力欄に打つ。
「あっ、これ言ってはまずいことかも?」
「あっ、これは言わなくてもいいことかな?」
メールを読み直し送る前に、今まで書いていた文章を消す。
チャットの送信ボタンを押す前に、今まで書いていた文章を消す。
ネット界では、誰しもしているであろう、当たり前のこと。
相手を傷つけぬよう、
自分の立場を守るよう、
一度、言葉に出したものを…消す。
そんなの当たり前。
だけど、、、
私はこれは、とても卑怯でずるいことだと思う。
相手に良い所しか見せずに済む。という実に自分に甘いことだから。
リアルの世界ではありえないことだから。
リアルでは「言葉を選ぶ」「言葉を飲み込む」という表現がある。それは発言をする前に、自分の頭と心で相手を瞬時に察知し、自分の中で自分の意見と葛藤しながら…という、実に難しいことであり、人間関係における全て…交友関係の上で、必ず必要なこと。
身についているもの。否、人間関係の経験の過程で、自ら身につけてきたもの。「言葉で傷つき、傷つけ…」何度も失敗しながら人生経験で培ってきたもの。純真無垢な子供には持ち合わせていない、大人になったからゆえの技術。
一度、言葉を出しておきながら、それを消す。という行為に慣れてしまっては、リアルでの会話の仕方を忘れ、人間に必要な何か大切なものが鈍り失ってしまうような気がしてならない。
ネットに慣れてしまって、ネットが心地よくなってしまった時。
ネットならば自分が出せる、と心底思ってしまった時。
リアルで誰かを傷つけてしまうことになるかもしれない。
今まで培ってきた自分が崩れてしまうかもしれない。
メールだと会話がスムーズなのに、チャットだと会話が途切れたり…。
メールやチャットだと会話がスムーズなのに、電話だと話す事がなかったり…。
「相手が文字を入力しています」というチャットの表示が出た後、相手から何の発言もなかったとき…。
いつも、相手と自分を疑っている。
そんなことを含めて、私は淋しく思う。
そんなことを含めて、私はいつまで経ってもネット界に慣れない。
私信:言葉を選ぶ優しいあなたの、嫌な部分も感じたい。
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