体験談エッセイ「流産」の続編になります。私は結婚してから、一人でアメリカのLA(ロサンゼルス)へ旅にでました。約1ヶ月という、長いような短いような旅でした。ツアーや旅行とは違い、生活を体験するのが目的でした。一人でたくさんのことを挑戦しました。その日々を思い出しながら、アメリカでの生活を書きたいと思います。

 アメリカに行くまで、名古屋から羽田へ、羽田からLA(ロサンゼルス)への直行便で行きました。片道10時間のフライトです。格安航空券を探し、往復6万円くらいだったと思います。宿は友達の家がありましたから、宿泊代はかかりませんでした。本当にその友人には感謝いたしております。

 アメリカでは、まず何でも出来るだけ一人で行動することを心がけました。本当は怖かったけど、性格上、遠慮をしてしまう私なので、ずっと付き添っていてもらっては、住まわせてもらっていた友人に悪くて、少し無理して行動をしていました。しかし、一度一人で行動してみると、自信が付いて、臆病な私もどんどんと積極的になっていきました。友人も私にそれを望んでいたのでしょうか?アメリカへ行ったことにより、前にも増して行動力が身に付きました。本当に「やってみなくてはわからない」という言葉がヒシヒシと日々感じるのです。

 先ずは、郵便局で切手を買ってみる。それから徒歩で、近くのスーパーやドラックストアへ行き買い物をしてみる。遠くの場所のショッピングモールなど友達に車に乗せてもらった場所を覚え、一人で行って見たくなる。レンタカーを借りてみる。運転して普段の食材や洋服などの買い物や、遠いところへドライブをしてみる。そして語学留学の体験入学にも行ってみる…。自分では信じられないほど一人で生活をしていました。一日一日が本当に刺激的で、新たな自分が発見されるようでした。

 それよりも、一番勉強になったことがありました。それはアメリカに住む人達から教わったことです。その私の友人は、一人で頑張りたいと願う、私の気持ちを大切に考えてくれ、私により刺激を与える為に、たくさんの知り合いや友達に合わせてくれました。ホームパーティを主催してくれたり、私を集まりに連れて行ったりしてくれました。

 その集まりの中は、日本では考えられないくらい刺激的なものでした。何十人という年齢もまちまちの男女がいましたが、「親にお金を出してもらい留学しています」といった人は一人もおらず、皆、「何かこのまま終わらせたくない」と単身で渡米してきた人達ばかりの集まりでした。本人達は「俺らは寂しがりやだからこうやってよく集まるんだ。」と言いながらも、それはもう、会話一つでも説得力と迫力があり、皆夢があり、それに向かって行動しており、なんというか…自分の小ささに涙が出る思いでした。本当に彼らは精一杯、今を生きていました。そして、「アメリカには希望がある」と教えられました。

アメリカはとても自由な国です。体裁なんて存在しません。例えば、体重100キロは有に超えているような女性も、ノースリーブとミニスカートをはいてショッピングに出かけています。どんなにおばあちゃんでも、若い格好をしてオシャレをします。それこそ本当にキュートに感じてしまいます。体裁が根付いている日本だと、きっと街の笑われ者になることでしょう。

しかし、その自由な中で、実力社会です。能力があり頑張った人に対して、認められ、自由も与えられます。それまでには苦労がたくさんあることでしょう。しかし、どうすることも出来ない「年齢制限」なんてありません。おじいちゃんでも頑張っていて、能力さえあれば、ちゃんと仕事を与えられ、生活ができます。今の日本では考えられないことです。何でも年齢制限が付きまとい、好きなことが何にもできない、狭い視野で物事を考えなくてはいけない状態です。

アメリカでの生活は、本当に勉強になりました。たくさんの人に教えられました。友人達もそうですが、会話もしたことがない、街行く人達からも、たくさんのメッセージが届いてきます。外国に行くと「世界観が変わる」というのは、このことなのでしょうか?

私は、作家になって、世界を旅する夢があります。一人で渡米して何かを見つけようと努力している人達や、実力社会の中で頑張っている人達に負けることのないような生き方をしたいと思います。




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